トレセンやジュニアユースに受かる子の素質
ここではドリ塾運営10年を経て多くの生徒がトレセンやJのジュニアユースに合格者を見てきた中で、感じた部分や見受けられる共通点をお話しさせて頂きます。
また本記事では地域トレセンやジュニアユースでは、将来の確約は出来ず選ばれなかった子の逆転は大いに可能である事も大前提として胸に留めておいてください。
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どういった子が大成するか読み当てるのは不可能
将来的に伸びる子を完全に読み当てるのは不可能です。
同様にトレセンやジュニアユースに受かる子を読み当てる事も難しく、基本的には受かった子達を分析して共通点を見つけ出していく事になります。それも出会った時から上手かった子ではなく、当初その合格ラインに達する見込みのなかったであろう子が伸びた事例を中心に考えていく事になる訳です。
すると、読み当てるのは不可能とは言いましたが、その成長には納得の共通点がいくつか見受けられるようになります。
環境や他人にストレスを抱えない
私の中で決定的に一位なのはこの部分です。
当スクールにお越しいただく前から能力を持ち合わせていた訳ではなく、技術やフィジカルあるいはその両面で誤解を恐れずに言うと「持たざる者」であったが覚醒してトレセンやジュニアユースに合格して行く子達は総じて、トレーニングでもゲームでもエラーが起こった際に他者への不満をあらわにはせず、真っ先に自分で解決に向けて取り組みます。
自分より優れた人間が周りにいる事が常であった為か、常に自分に矢印が向いており飄々としておりそれでいて無心で目の前のトレーニングに集中して取り組んでいるように見受けられます。これは高校に入って全国常連の有名校に行くような選手も、漏れずこの性質を持ち合わせているように思います。
裏を返せば運動神経や容量の良さで、小学校時代を謳歌し味方のミスに対して常に厳しく当たる事で自分のプライドを守ってきた選手は中学で大成せず埋もれて行く事をある種証明しているようにも思います。
本人・ご両親ともにコーチを尊敬してくれている
不思議な事にトレセンやセレクションに合格する子、中でもスクール入会後に伸びた子の多くは親御さんと共に私の事を大変リスペクトしてくれていたように思います。
これは決して私を信じて敬えば道は開けるなどと言いたい訳ではなく、当スクールに限らず自身が身を置く環境の監督やコーチを信じて尊敬するというその性質が日々のトレーニングや投げかけられるアドバイスから成長して行くという当たり前の過程を当たり前たらしめているのでしょう。
インスタグラムなどを見ていると、チームの戦術や帯同など事細かにストーリーで文句を言っている親御さんをたまに見ます。
恐らくその姿勢は家庭内でも変わらないはずで、その精神は子供達にも波及していくはずです。
コーチだから文句を言われたくないだけだと思われるかも知れませんが、この章での論点は決してそこでは無い旨ご理解ください。
素直で謙虚に勝る才能なし
技術的なことトレーニング的な事を聞きたかったかも知れませんが、トレーニング論や技術論の前に本質的なサッカー選手として大成する為の素養が育っていない選手に技術だけを載せてもそれらは大成する事なく終わってしまいます。
これはサッカーに限らず、常に自分軸で他者に矢印を向けず今ある環境に感謝と敬意を持って取り組める人間が最終的には成功するようにほぼほぼ出来ているんだと思います。(一部例外も知ってしまっている反面強く断定は出来ませんが。)
少なくとも私はそうであると信じているし、そうあって欲しいと思っています。
私が唯一化けると予見した女の子
誰が成功・覚醒するかは読めないと言うのが私の意見であることは述べてきましたが、過去の生徒の中に一人だけ絶対に成功すると確信した子はいました。
その子の成功を確信したのは卒業のタイミングで、親御さんからお話を聞いた時でした。
彼女は高学年になるにつれて感じる男子との差、試合に絡めなくなって来ている現実に自ら危機感を感じ、YOUTUBEで私のチャンネルを見つけてこの人の指導を受けたいと思ってくれたそうです。ですが京都から大阪で距離がある為、親御様は反対されていた中で体験だけのつもりでお越しいただいたそうです。
お母様はやはり距離がネックで反対されたそうですが、本人は強い意志で説得を続けてついにはご入会頂きました。
これは普通の事では決してありません。
この年齢でキャリアの危機を自ら察知し、必要なスキルとそれを与えてくれる環境を自ら選び、反対する親を強い意志で説き伏せる。
遂には反対していた親に「本当に行かせて良かった」と言わしめるだけの練習への取り組み様。
この話を聞いて彼女の成功を私は確信できました。それはサッカーに限らず何においてもこの子はいずれ成功を収めると。
数年後にインターハイで優秀選手に選ばれたと本人から報告をもらった時には驚きはなく「やっぱりな」と感じました。
翌年の高校選手権は決勝までほぼ全ての試合を見に行ったのは指導者冥利に尽きる幸せな日でした。
決勝では敗れましたが、予選では教え子対決もあったのもいい思い出です。

- ABOUT ME
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- 上田達也
- 2014年に当時は例の少ないドリブル特化型サッカースクール「ドリ塾」を開校。
以降、毎年多くのJジュニアユースやトレセンに選手を輩出。
サッカー・フットサルの技術や戦術の解説、プロとの1対1企画などを配信するYOUTUBEチャンネルは9万人に登録され5千万再生を記録。