キーパーとの1対1でゴール率を上げるコツ3選!

2025/11/03 
キーパーとの1対1は数試合を通して1回あるかないかの大チャンスです。
側から見ると仕留めて当たり前に見られるこの場面ですが、当の本人からすれば緊張するしキーパーに道を防がれると時間も意外と少なく見た目ほど簡単ではありません。

本記事ではキーパーとの1対1の場面での得点率を上げるために覚えておきたい理論・技術とマインドセットの部分を紹介していきます。

ドリブル・トラップはゴールから外れに行く

決定的に一番多いのはドリブルやトラップのコース取りの悪さです。

下記の例をご覧ください。
戻ってくるDFは無視できるほど独走状態であると仮定するなら、この位置から運ぶドリブルは赤の破線と青の破線のどちらが有効でしょうか?

正解は青です。
上記画像を見てもらってもわかる通り、赤の破線では相手キーパーはほぼポジション修正の必要がなくこちらのアクションに対して自信を持ってリアクションを取ることで対応する事が可能です。
逆にドリブルをゴールマウスから外しながら運ぶことで、キーパーは絶えずポジション修正を要求されその際の立ち位置や重心の移動を見てこちらがリアクションを取る、つまり後出しする側に回る事が出来るのです。

これを当スクールでは

フィニッシュ前のドリブルでゴールに向かうな

と指導させていただいております。
GKとの1対1に限らずゴールの90%強はゴールから外れるベクトルのボールをゴールマウスに方向転換した時に決まるのです。

こちらは2022年カタール大会のTOP20ゴール集の動画です。
こちらを見ていただいても分かる通り、ゴール前の最後のタッチやパスのベクトルがゴールマウスを捉えているシュートはアブバカル選手のループシュート一本のみです。直接フリーキックはノーカウントとしても実に94.44%。
この事からもゴールを決めるためにはゴールから外す方向にベクトルを向ける意識を持ちましょう。

“打つ”も”抜く”も判断リミットは同じ

キーパーとの1対1はシュートと同様か場合によってはそれ以上に抜く選択肢も重要になってきます。
いずれもその判断はキーパーの反応不可能なエリアとキーパーに閉じられたエリアの面積比が1:1になるギリギリの距離感で決定しましょう。

前述したようにゴールマウスから外れていくベクトルでボールを運びながら赤の面積がどちらに寄っているかを視認しながら落ち着いて決定します。この時、ゴールキーパーの目線は背後のゴールマウスから自分がいかにズレているかは分かっていません。優秀なキーパーであっても必ずずれは生じるものです、そのズレに対してこちらのペースに駆け引きで持ち込みましょう。

シュート前に「やったー」と叫べ

最後にマインドセットやメンタル面の話です。
重要な試合になればなるほど、この局面で緊張する事は避けられないと思います。
緊張しないように落ち着こうとする事もまた緊張している事と同義な訳で。

この場合おすすめなのは先に喜ぶ事。
ガッツポーズを取るでも、よっしゃーと叫ぶでも、笑うでもいい。
育成年代であればあるほど、喜びを声や行動に表してからシュートしてみてください。
これは強制的に緊張を解く効果的な方法です。

この方法に慣れてくれば、行動には起こさず心の中でガッツポーズを取りながら1対1に望めるようになります。

見て学ぶ努力も大事

これはサッカーを上達する上で当たり前にはなりますが、見て学ぶというトレーニングは大事です。
「キーパーとの1対1」と調べればYOUTUBEで多くの映像が出てくる時代です。

40歳手前に差し掛かり、ドリブルで仕掛けて決め切る事は少なくなった私ですが幼少期から「ロナウド」が大好きでDVDを擦り減るほど繰り返し視聴したおかげで、いまだにゴール前のこぼれ球やキーパーとの1対1だけでシーズンを通して10点弱は得点を上げております。

見て突破策の一例をインプットする事は必ず自分の糧になる事でしょう。

チーム定着はラッキーをいかに取りこぼさないか

ゴールキーパーとの1対1は意図して作れるものではありません。
カウンターや相手のDFラインから供給のボールを高い位置で引っ掛けるなど、相手側の不用意なミス即ちラッキーが重ならないと舞ってこない数試合に一度程度の機会です。

こういったラッキーは実は全ての選手にほぼ平等に溢れてきており、これを日々のトレーニングや試合中に準備をして拾える人と取り零す人の差が生まれるのだと思います。サッカーは残酷なもので能力の高い選手を超えるのは容易ではありません。
ただし、このラッキーを拾い続けることでチャンスを与えられる回数が増え、そのチャンスの中でしっかり結果を出し続ける事でいつかひっくり返す可能性がほんの少し上がってくるのだと私は信じて指導をしております。

ABOUT ME
上田達也
2014年に当時は例の少ないドリブル特化型サッカースクール「ドリ塾」を開校。
以降、毎年多くのJジュニアユースやトレセンに選手を輩出。
サッカー・フットサルの技術や戦術の解説、プロとの1対1企画などを配信するYOUTUBEチャンネルは9万人に登録され5千万再生を記録。

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